2008/03/03

カラスは利口なのか??

ぼけ〜っとしていたら、偶然テレビでカラスの知性について放送してました。

道具を使う(作った上で)カラスのVTRが流れて驚かれていましたが、私はあまりに当たり前のことなので、むしろ驚く方々に驚いていました。私が現実を知らなすぎなのか!!(笑)



写真は私の家族だった2人のラブバード(ボタンインコ)夫婦です。もう2人共この世にいません。
手前の白っぽいヤツが♀の「まりん」で、物心ついて以来アーティスト魂を貫いた偏屈者です。
彼女は楊枝と割り箸を加工して、写真のような家だけでなく道具も作っていました。
彼女はクチバシで楊枝を丁寧に曲げ、いつも耳かきを作って使っていたのが印象的です。

鳥の耳は目の後ろにあり、手のない鳥は位置的に足で掻くしか方法がありません。
ところが彼女は「孫の手」のような自作道具を使って、最も器用なクチバシで耳を掻くことができました。

彼女はアーティストだっただけに、時として乱暴で、素晴らしいものを創っては思いつきで破壊しました。
そのフォローに奔走していたのが旦那、♂の「ぽん」でした。
几帳面だった彼は、彼女のヒステリーで破壊した部分に対して、繊維のように噛み砕いた楊枝や割り箸を組み込んで補修し続けていました。

二人の物語の続きは非常に重く悲しいんですが(特に♂のぽんにとって)、その話はテーマと異なるので後にしましょう。


カラスが相当高度な知性を持っていることは当然、鳥達の人生は人間並かそれ以上に感情に満ちあふれた濃密さを持っています。
道具を作って使えるとか、そんなことは鳥達を見続けた者にとって極めて「あたりまえ」なんですね。
正直言いますと、犬と比べてどうとか、猿と比べてどうとか、、、鳥は「人間より下」として扱う存在じゃあありません。


エジプトをはじめとした古代文明が鳥を神として崇めたように、私達にとっての鳥は神=先生なのです。
私達と鳥達、この世界で美しい存在なのはどちらか。考えるときが再び来たのではないでしょうか。


PS:
神ってのが出てくると宗教っぽいんですが、私は無宗教で、あえていうなら神=数字と考えてるドライな者です。

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