最近、あまり良い声じゃないのにずっと話してる鳥がいてうるさいんですよ。
正体はツグミ。
野鳥図鑑などを見ると、「渡りの直前(シベリア方面に渡る前)に鳴くことがあるが、基本的に鳴き声は聞かれない」とあります。
つまり鳴くことはほとんどない、、と。
ツグミの語源のひとつとして「口をつぐむ(黙ってる)」からツグミ、ってことなんですが、ウチに来る2羽のうちの1羽のツグミはしゃべりっぱなしです。どの鳥よりでかい独り言をずっと話してる上に、無意味に楽しそうだったり。
う〜ん、かわいいが、ヤツは正しいツグミなのか??
追記(本題??):
ツグミはその昔、かすみ網で渡りの時期(秋〜冬)に大量に捕獲されて食料にされてました。
かすみ網ってのは細くて見えない糸で編まれた網で、どんなに目のいい鳥でもかかってしまうものです。ちなみに今は全面禁止になっています。
極寒を逃れて幸せな日本列島を頼りにしてきてくれる方々を無条件に殺す。きれいな白鳥や鶴は殺さないのにね。まぁ、食べるためなのならちょっとは納得だけど…。
そのツグミ達が人間の近くにまた姿を現す…。
私たちは、彼らに許してもらったんですよ。
「鳥はバカだからすぐ忘れるんだ」と思われる方もいると思いますが、スズメが大量に虐殺(あえてそう書きます)されたことを彼らは未だに記憶していると言われます。
江戸時代のスズメは今よりずっと人間との距離が近かったのは史実から明らかなようです。公園のハトレベルですね。
明治以降に害鳥として駆除された経験が今も継承されてるのではないかと。
ツグミ以上の殺戮だったのか、未だスズメは人間を許していないように思います。
そうそう、カラスにゴミを荒らされたとか、カラスに襲われたとか、それでカラスを大量に処分(実際は殺戮)する、、、。
それで根本的な問題解決になったんですか??
カラスのアタックに命の危険を感じました?カラスに殺された人間はいませんよね。
それよりしつけのなっていない凶暴な家畜(犬ころ)に乳幼児が何人殺されたか知ってますか?
犬はペットでかわいいから駆除せず、野生のカラスは大量に殺してOK。
そういった判断、あの論理性が一切なく、理性や客観性を欠いた捕鯨反対と同じ臭いがするんですよねぇ。
結局、都会の雑な生活態度が「掃除屋」カラスを呼んだだけなんですよ。カラスは人間の鏡なんです。
私の田舎でのカラスはポジションをわきまえていて、半ば近所の住人的な存在。
近所のカラスがどういうヒトたちなのか、ちょっと書いてみます。
数年前、ハシボソカラス夫婦の子供が車にはねられて亡くなりました。轢かれたわけではないので、きれいな形で道路に横たわっている状態です。
カラス夫婦はその上にある電線から悲しそうに亡骸を毎日、2週間近く見続けていました。いつ見てもそこに2羽いたので、日中は食事もせずに慰めあっていたと思われます。
あの風景、カラスでも人間でも感情は何も変わらないことを思い知ります。
亡骸を片付けることも可能だったんですが、結局カラス夫婦が見守っているせいで何もできませんでした(恨まれる可能性もあるし)。
彼らがどれだけショックだったのか。
毎年いつも庭に来ていたそのカラス夫婦、再び現れたのは3年後でした。悲しみのあまり2年以上も山にこもっていたんでしょう。
ウチの庭には彼らファミリー以外が来ることはほとんどないので、その間カラスを庭で見ることはありませんでした。
本当に人間と同じ感情です。
そしてその次の年には子供を連れてきました。
それからはいつも近所に姿を現します。
高等生物の大先輩、鳥類。
人類は鳥から音楽を教えてもらい、デザインを教えてもらったのもおそらく間違いないでしょう。
ほ乳類で鳥や人間のように歌を歌うものはいませんし(例外:イルカ・クジラ類)、デザイン感覚があるものもいません(こちらは全くいない)。
そういう哲学で鳥中心のブログを書き続けてるんですが、最近ちょっと本音暴露気味。カドが立つかなぁ〜。
なんつって、カドが立つついでに言っちゃお。正直どんなほ乳類(人類含む)より鳥類の方がはるかに優れてると思ってます。
人類はもっと精進しなければならないと思います。「自分たちが最も優れてる」部分なんて思ってるほどないんですよ。
脳容積はネアンデルタール人に劣り、寿命の体重比においてもエセNo1(鳥類を完全無視※100年以上生きているコンゴウインコ(5kg以下)が実在する)。
犬猫相手に優位性を強調している視覚能力は明らかに鳥類に劣り、恒温動物としての歴史も鳥類の足下にもおよばない。
まあ、鳥類よりあらゆる面で劣っていることを人類は自覚したほうが良いと思いますよ。
少なくとも、愉快にあるがままの自然な人生を歩いていくこと、鳥達はできています。歪んだくだらない苦労(戦争はもちろん、経済に振り回されたり)を人類が続ける限り、鳥類よりはるかに低レベルだということですよ。
※ほ乳類からの反論は受け付けません。鳥類をはじめ、ほ乳類以外からの反論だけ受け付けます(笑)。
2008/02/09
にせツグミ
written by treatment head 時刻: 4:13
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