今さらながら、PENTAXがHOYAにTOBされる経緯をリサーチして知りました。
なんだか「ラストサムライ」みたいですね。
多くの取締役が、HOYAによって「カメラ部門を売却する可能性がある」ことに反対し続けたあたり、PENTAXの魂ってすごい。
でも現代経済の流れではなくて、株主からも見放されました。本当に泣いちゃうほど切ない…。
HOYAはドライな会社ですが、カメラ関連(レンズ等)の部門がかなり整っていて、PENTAXが吸収されるにしても悪くない相手だったのかもしれないと思うこのごろです。
HOYAはPENTAXブランドをうまく活用し、PENTAXもHOYAの資産を利用できたはず。
ところがこの世界経済。
HOYAでさえ迷走しているところに、本来間が悪いはずのK-7の発売が。。。
個人的にはK-7がなかなか納品されないので不満なんですが、その人気が嬉しくもあったり。
日本の各業種にある、技術があり独特な「愛されるブランド」。
PENTAXもそうだったんですね。
日本でなければ遥か昔に淘汰されていたブランドかもしれません。
そういうブランドを好きになる傾向があって、K-7に一目惚れしたのは当然の帰結だったのでしょう。
何にしろ、日本で最も由緒あるカメラブランドのPENTAX。
つまり、ヨーロッパ以外で最も由緒あるカメラブランドでもあります。
おそらくPENTAXは大丈夫だと思います。
このブランドにはNikonと同等、Canonを遥かに超える熱烈なファンの後ろ押しがあります。
20年前に死にかけていた富士重工、十数年前に瀕死だったAppleと同じような陰の力を感じるのです。
2009/07/08
PENTAXの歴史 -I love PENTAX-
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