2008/12/20

あぁ無情

SUBARUがWRCから撤退だそうで…。

フェラーリがどんなに弱くてもF1から撤退しないのと同じようなニオイをSUBARUには感じていたものですが。

HONDAのF1撤退なんて大した事ありません。
HONDAが去ってもF1は存続するし、過去もHONDAは自己都合で何度か撤退してきたメーカー。
日本の誇りではあっても、F1の存続に関わるような存在じゃぁないんです。


方やSUBARUは、政治面でも財政面でも、文化・民族面でもWRCを底から支え続けてきたメーカー。
例えSUBARUが優勝できなくても、「何であれSUBARUがWRCを支えてくれる」という暗黙の了解がラリー界にはあった感じ。

私がショックなのと同じくらい悲しいのはイギリスのラリーファンかもしれません。
今は亡き2人のブリテン出身チャンピオンを排出したのはSUBARUです。
その2人、コリン・マクレーとリチャード・バーンズを失い、SUBARUまで去って行くなんて、ひとつの巨大な時代が終わったも同然。
コリンの訃報には号泣したぐらいなんで、ホント、何と言っていいのか…。


何だか泣きそう…。
この十数年来、WRC by SUBARU。
毎年撤退をほのめかすFordや、突然撤退しかねないCITROEN。そんなメーカーばかりだったのですよ。TOYOTAもそうでした。
SUBARUは今際の際までWRCに居続けると思っていたのに…。


WRCを支え続けたLanciaが去り、それを十数年以上継いだSUBARUが去る。
F1におけるフェラーリのような存在がなくなって、WRCはどうなるのか…。CITROENが継げるのか???
でも、CITROENがちゃんと継いでくれるならひとまず安心。
プジョー式ビジネススタイルの影響がなければ、SUBARU同様に極めてバカ正直(&変態)な職人メーカーなので。


何にしても、2010シーズンにSUBARUがWRCに復帰できることだけを願います。
それまで、SUBARUと並ぶ世界に誇る変態メーカーCITROEN、WRCを支えてくれ!踏ん張ってくれ!
WRCではマルック・アレンの頃から約20年SUBARUへの思い入れが強いけれど、何よりWRCが存続し続ける事を望んでる。ホント、頼む。

2008/12/05

閑話休題

久しぶりにデザインの話??

WRCが好きなんですが、知る限り印象に残るクルマをあげてみました。少ないですけどね。


・ランチア・フルビア
最高に色っぽいセダン系クーペですね。
クールでアンニュイで、粋でスマート&セクシー。
ちなみにフルビアが走っていた頃は私、まだ産まれてません。。
現代版フルビアを開発してるという話がありましたが、どうなったんだろ?

・ランチア・デルタ
デルタの前に名車アウディ・クワトロがあるんですが、あれはブサイク。
クワトロもデルタも強烈な増改築で改良された歴史があり、同種。
でも、クワトロは見た目が醜悪になることなど気にせずに増強されたけれど、デルタは醜悪にならないように増強された点が多いに異なります。
彫刻的でバランスが良い。イタリア風の強さが魅力。

・スバル・インプレッサ(初代)
初代インプレッサの登場は衝撃でした。
明らかに無駄のない筋肉質なカタチ。圧倒的なバランスの良さ。
グループBのニオイを残した男っぽいデルタや大きく流線型のセリカとは全く違い、コンパクトで猫のように柔らかそう、かわいいインプレッサ。
特に「かわいい」あたり、とても日本的。

・スバル・インプレッサ(3代目=2008年現在)
その後、スバルと三菱以外がハッチバック系へ移行し、「かっこいい」というより「フツー」のクルマがバカっ速い時代になりました。
痛快でリアルではあるものの、クルマ自体のかっこよさを感じなくなってきたところ。。。
いやぁ、現行のインプレッサは他社と同じハッチでも、えれぇ美しい!
ボンネットが低く平べったく、その佇まいと走ってる時の姿はうっとりするほどエレガント。
これでもうちょっと速くなれば最高ですね。

ありゃ、ランチアとスバルのみ。
まぁ、ランチア去りしWRCを財政・運営共に支えてきたのはスバルなわけだし、そういうオーラもあるんでしょうね。



名車と言えばストラトスやアウディ80が上位に来るんでしょうが、あえて見た目で判断します。

歴代最高に美しいラリーカーはフルビア!
現行インプレッサは僅差の2位です。
3位は、、、ちょっと差があるし同率が多すぎて判断しかねます。

何だか最近、インプレッサを見るためにWRC番組を見てるようなもんで、酒でも入っていようもんなら鳥肌が立って「美し〜」なんて口走ってしまうくらい。

インプレッサ、市販車もけっこうエレガントです。
ディテールがもっとあっさりすれば、輸入車も含めてクラストップのデザインだと思います。