2008/03/25

つぐみ年

この前までいたツグミは「口をつぐむ」どころか「しゃべりたおす」奴らで、かなり特殊でした。

それだけでなくまたしても変人!!これもつぐみ類。


気味の悪い口笛のような歌を歌うトラツグミです。
前回書いたように「ちょっと早くない?」って感じなんですが、それだけでなく200m程度の距離で鳴いていました。
例年は山奥からより不気味さを増すように歌っているはずなのに、すぐそばで!

大サービスなんですが、分かってしまいました。
トラツグミ、歌が下手です(笑)。

山奥で歌っていると山々のエコーで声がス〜と一直線に伸びているように聴こえます。
ところが近くで歌っているのを聴くと、音程は良くよれるし、息の出し方にもムラがあります。
山奥にいた方が良かったのに(笑)。


こうツグミ類が変な今年、天然ボケのツグミとトラツグミの奇行は前座。
本命は夏です。クロツグミ!

個人的には今まで聴いた鳥の歌の中でダントツ。
彼らも例年はトラツグミと同様、山奥で歌うことがほとんどですが、前座ツグミ達の奇行にならって里で歌を!!と期待してますよ!

2008/03/21

ヤレヤレ

前回書いておきながら私、花粉症なので春は微妙な季節だったりします。

薬も飲まないし(もう3年くらい薬の類いは飲んでないですね〜)、マスクも嫌いなので、花粉の多い年のピーク時は1週間ほどクルシミマス。

ちなみに今年はかなり多いのですが、ついにダウンしてしまいました。
ダウンっつーか、目を開けていられなくて半日じっとせざるを得ない状況に。


そんなわけで、鳥どころじゃない!
とはいえ春。歌はあちこちから聴こえてきます。
ちょっと早くない??と思うトラツグミ。夜が明ける直前に山奥から聴こえる口笛のような(不気味な?)歌。初夏あたりからとばかり思ってたんですが、気づかなかっただけかな?
日中は「ツーピー」と甲高いカラ類の歌がすぐ近くで聴こえるものの、姿は見えず。
ジョウビタキは北に渡る直前。よく「ヒーヒー」鳴いてます。
ツグミは通常「渡る前に鳴く」はずなのに、真冬にうるさく、そして音もなく北方に渡っていった様子。


目がつらいっちゅーのに映像編集の仕事が…。
デザインより凝視する時間が長いので、いやいや、ヤレヤレ。

2008/03/15

四季

啓蟄(けいちつ)が過ぎ、虫が蠢きはじめる季節です。

虫は嫌い&花粉症は嫌:春
暑いのは嫌&じめじめしてるのが嫌:夏
寒くなってきたり日が短くなってくるのは嫌:秋
寒いのは嫌&雪が嫌い:冬

常に不満を持ってる。これは貧相ですね。そう、極めて貧乏臭い。
このように、いつの間にか日本人の感覚はしょぼく貧乏臭いものになってしまいました。
その季節の美しさは知ってても優先度が極めて低く、不満なところだけで判断する。
何もかも理想通りがいいのなら、◯んじゃえばいいのに!(笑)
でも、そういう人に限って生きる気力満々。人間ってややこしいのかバカなのか、難しいですね〜。

虫が動き始めることから壮大な世界を想像できます。それは美しい営みです。
これが分からない方、数十〜百万年の歴史上人類平均を下回ってます。

日本においては江戸時代が終わってから、文化レベルが同じ国とは思えないほど極端に落ちました。まぁ、あんなとこが主導権握ってちゃぁレベル低下は必然。

ま、ま、そんなディスり話は関係の薄い土地の人には関係ないこと。
私はその当時、徹底的に叩かれ続けた土地の人間なんで、代々残っていて。


本題に戻りましょ。

啓蟄っていっても虫より先にクモが動き始めてますね。
虫たちより先に準備し始めるなんて、何てマジメな奴ら。
そもそも昆虫よりクモは恒温生物に近いのかもしれません。


クモ嫌い、ヘビ嫌い、毛虫嫌いに分かれていて、ゲジ&ムカデ&ヤスデは誰もが嫌いといったところでしょうか。
私、ヘビはむしろ好き(目が純粋でかわいいのですよ)、クモはかなり頭が良く、毛虫は一生懸命でけなげ。
多足生物のゲジ&ムカデ&ヤスデ、こいつらははっきり言って生理的に気持ち悪い。
でも、ムカデはかなり頭が良く、ゲジは小心者&体の作りがちゃちい(すぐバラバラになる)、ヤスデはマイペースなんで放っておけば無害。

要するに人間の生活空間に入ってこなければ気にならない連中なんですね。スズメバチなどに比べたら、遥かにおっとりして慎ましやかな連中です。
殺さなければならない状況では、やはり「申し訳ない!」と謝らなければならないし、できるだけ一撃で即死させる努力をしましょう。

2008/03/13

やはり熱は冷めず

ふとした記事を見るたびに頭に来るもの、それはオーストラリアの反捕鯨運動です。
一度書いてすっきりしたつもりでしたが、オージーどもの糞論理には殺意さえ覚えるほどです。

何より言いたいのは、アングロ・サクソンどもは過去にクジラを無駄に殺戮しておいて、その反省はないのか?ということ。
日本では捕鯨していた港(街)にクジラ供養塔があります。
つまり私達の文化では「あなたたちの命の上で私達は生きている」という自覚を痛いほど分かっています。

ところがあの、う◯こ野郎ども(下品ですみません、本当に頭にきてるもんで)、過去にバカな捕鯨を繰り返して絶滅ぎりぎりまで追い込んだにも関わらず、今や過激な反捕鯨国。
それが反省だと言うんでしょうが、「脈々と続く自然と向き合ってきた文化と、お前らの即物主義を一緒にするな!!!」というのが本音。
お前らが過去に捕鯨していたのは文化でもなんでもない。ただ、油等が高く売れるから獲ってただけ。そんなものとバイキングや日本の捕鯨を一緒にするな!!


捕鯨の歴史の本筋。
多分こういうこと↓の繰り返しで成り立ったものだと思うんです。
・魚が獲れる→問題なし
・魚が獲れない→代わりに何かを獲る必要がある→クジラ(地域によってはイルカ)

とても単純ですが、これは本質でもあります。
クジラは魚やプランクトンを食べるため、乱暴に言うならクジラが減れば魚は増えます。
つまり、クジラが増えれば魚は減ります。


バイキング諸国(アイスランド.ノルウェー)と日本がそのような科学的な理論を発表しても、アングロ・サクソン同盟(アメリカ・イギリス・オーストラリア等々)は聞く耳を持たないというのがIWCの構図になっています。

今やバイキング諸国と日本はクジラを食べなくてもやっていけます。しかし今まで続けてきた捕鯨が間違いではなかったということを、捕鯨文化を持つ国々は知りたいというのが本音だと思います。
また、捕鯨を中止する事で魚が減る(可能性がある)というのも死活問題です。



過去を顧みずにヒステリックな反捕鯨を掲げる国、クジラを尊敬しながら捕鯨文化を冷静に把握したい国、どちらがちゃんとした人間&理性的なのか。

ディスります。前者は幼稚園児、後者は大人。国の歴史的にもそう。
幼稚園児が暴れるなら、大人はひとまず折れるんですよ。


ノルウェー&アイスランドはおよそ千年のバイキング文化を持ち、オーストラリアなど幼児レベルです。
日本は千年以上の歴史を持ちながら、表面的な意識では戦後数十年の新興国と思ってる。でも、実際はバイキングよりはるかに古い文化があり、いうならばオーストラリアなど胎児レベルです。



ま、オーストラリアごとき「赤子」に目くじら立てるのも大人げないのかもしれません。残念ながらまだ右も左も分からないんですから。

今の低レベルな日本政府でも、何とか胎児レベルのオーストラリアを丸め込めなきゃ恥ずかしいでしょう。



PS: to Australian
Almost Japanese think "How stupid and hysteric Australian!!".

Do you know nation of Australia build for oil of whale?
Your ancestors reach Australia to kill whales.

Vikings (Norway & Iceland) and Japanese are natural.
so, We are oceanic race.
We never over kill whales. The sea is everything, Everything is the sea.

Sorry, We say not you are wise. Not enough thinking everything.

I've thought you are best friend of us, but now, you are too young to talk.

Think yourselves.
Regards!

2008/03/11

いつ渡るのか

ここのところかなり暖かくなってきて、冬鳥もそろそろ渡り始めるかな、と思っていたんですが、まだツグミやらジョウビタキやらが庭でうろうろしてます。

そういえば雨が降った日の事、こういう日って鳥が里にやたらたくさんいるんですよね。なぜ??
晴れが続くと徐々に減ってくような気もするし、どういう加減なんでしょうか。


最近のトピックス
◯小さい木に鈴なりのシメ(30羽位?スズメかと思いました)
◯食べ物がなくなってユズまで食い始めるヒヨドリ
◯飛び立ったのに、強風で道路に落っこちたスズメ(その辺が天然ボケたる所以。その後車にひかれるようなことはなかったようです)
◯猛禽類を見ない
◯ヒヨドリがいじめ飽きたのか、結構行きたいところに行けるようになったツグミ(自信満々に木の高いところにいることもあって、「何だあの鳥は!」と思ってしまうので、、正直うざいです。あなたたちはいつも通りに地べたを歩いていてください)


このところ何てことない日々です。

2008/03/03

カラスは利口なのか??

ぼけ〜っとしていたら、偶然テレビでカラスの知性について放送してました。

道具を使う(作った上で)カラスのVTRが流れて驚かれていましたが、私はあまりに当たり前のことなので、むしろ驚く方々に驚いていました。私が現実を知らなすぎなのか!!(笑)



写真は私の家族だった2人のラブバード(ボタンインコ)夫婦です。もう2人共この世にいません。
手前の白っぽいヤツが♀の「まりん」で、物心ついて以来アーティスト魂を貫いた偏屈者です。
彼女は楊枝と割り箸を加工して、写真のような家だけでなく道具も作っていました。
彼女はクチバシで楊枝を丁寧に曲げ、いつも耳かきを作って使っていたのが印象的です。

鳥の耳は目の後ろにあり、手のない鳥は位置的に足で掻くしか方法がありません。
ところが彼女は「孫の手」のような自作道具を使って、最も器用なクチバシで耳を掻くことができました。

彼女はアーティストだっただけに、時として乱暴で、素晴らしいものを創っては思いつきで破壊しました。
そのフォローに奔走していたのが旦那、♂の「ぽん」でした。
几帳面だった彼は、彼女のヒステリーで破壊した部分に対して、繊維のように噛み砕いた楊枝や割り箸を組み込んで補修し続けていました。

二人の物語の続きは非常に重く悲しいんですが(特に♂のぽんにとって)、その話はテーマと異なるので後にしましょう。


カラスが相当高度な知性を持っていることは当然、鳥達の人生は人間並かそれ以上に感情に満ちあふれた濃密さを持っています。
道具を作って使えるとか、そんなことは鳥達を見続けた者にとって極めて「あたりまえ」なんですね。
正直言いますと、犬と比べてどうとか、猿と比べてどうとか、、、鳥は「人間より下」として扱う存在じゃあありません。


エジプトをはじめとした古代文明が鳥を神として崇めたように、私達にとっての鳥は神=先生なのです。
私達と鳥達、この世界で美しい存在なのはどちらか。考えるときが再び来たのではないでしょうか。


PS:
神ってのが出てくると宗教っぽいんですが、私は無宗教で、あえていうなら神=数字と考えてるドライな者です。