2008/06/24

天然の子はさらに天然

ど〜やら私を相手に遊んでいた子育てスズメ、よ〜やく子供達が巣立ちしたようです。

バチが当たったのか、私の家族に手づかみされる危機感のない彼らの大切な子スズメ(笑)。ヒトを小馬鹿にしてたのが仇になったわけですね!
もちろんキャッチ&リリース。
なんだかマンガのようで大笑いしてしまいました。


若鳥が巣立って冒険する季節、コゲラがテラスのガラスに激突するという事件もありました。
ヒト一倍(トリ一倍)衝撃に強いキツツキ系の彼らでさえ10分近く気絶するほどの衝突。
最終的には意識が戻って飛んでいきました。


この時期の里山、ヒヨドリの声はすれど里には下りて来ず、スズメやツバメは子供達が巣立つと山の方へ。
ウグイスをはじめよく歌うヒト達の声はすれど、春先に比べて姿はあまり見ません。


ちょっと前に書きましたが、ウチ周辺の里山は歌が未熟な若ウグイスの修行場のようです。

3〜4年前から去年までは「ホ〜ホケキョ」ならぬ「ホ〜ダメジャン」と歌う、本当にダメなウグイスが3〜4羽。
ダメな1羽の師匠から教わったせいだと思います。

今年はというと、、、何言ってるか分かりません。少なくとも「ホ〜ホケキョ」なんて鳴いてません。
「ホ〜」まではいっちょまえですが、それ以降は鳴くたびに違うし、どぉやら自信がなくて歌わないヒトもいるようです。
今年は「ダメジャン」師匠が勝負の場へ去り、師匠のない迷走期間なのかもしれません。
「ダメジャン」師匠、声は太くて良いんだけど、、、、まずモテないだろ〜な〜(笑)。


このところの「まとめ」です↓


ここ2〜3年あまり見かけなかったキジが、今年はよく見かけます。

数年前、地域によっては伝染病で壊滅状態と思われていたキツネ、今年は子供達と夜中に歩いている声を聞きます。

トラツグミが珍しく里に下りてきていた春先ですが、それ以上に聴いたことがない色々なトリ達の声がします。でも、まだクロツグミの美声は聴けてません。

ウチのある里山に天然の源氏蛍が出始めていますが、長老ともいえる方が除草剤を撒いたせいで、最も良い年の半分以下に減ってしまいました。※ウチは関東北部にあります

トビや鷹などの猛禽類をあまり目にしなくなりました。人間が逃がしてしまったイノブタが、ヘビなどを片っ端から食い尽くしたからかもしれません。

スズメとツバメは平年並みです。

ムカデが多めです。

ゲジはかなり少なく、ヤスデも少なめです。



主題は移り、父から聞いた話です。

この里では、お盆の時期に魚を釣ることさえ禁止していたそうです。
強い禁止ではなく、「お盆中の魚釣りはやめてね」くらいなものだったそうですが。
そう、お盆中の殺生禁止は暗黙のルールだったのです。

また、里の社会の役割として農作物に影響のある獣や鳥を狩っていた人達は今も昔もいます。
しかしこの人達、年をとればとるほど猟をすることに嫌悪と罪悪を感じ、まだ現役のウデを持ちながら銃(武器)を置くのだそうです。

日本列島に住む人々に共通の意識、それをこの話から感じました。


この島国の人々は殺生を嫌い、殺生せざるをえない場合は必ず供養してきました。

殺した鯨を供養するための鯨塚が日本中に存在し、鹿や熊の供養塔も各地に存在します。鮫塚までも存在します。


-------ここからは強烈な批判です。特にオーストラリア人は覚悟してください。-------------

以前から批判している(アングロサクソン系)白人文化の自然保護などというものは、人間=上、自然=下といううんこ臭い意識しか感じないのです。
自らの反省と罪悪から銃を置くことができるのか?と問いたい。(グローバルでない)たかだか日本の農村のじいちゃんが想うレベルにあなたがたは達しているのか?と。まぁ、100年経ってもそのレベルに達することはできないでしょ。
そして、油を採るためだけに殺してきた鯨を供養できるか?
日本人は獲った鯨を余す所なく利用してきた上で、感謝と畏敬の念から鯨塚を建ててきたのです。
私達は平気な顔で鯨を殺してきたわけじゃありません。悲しみや仕方なさと共にモリをたててきました。


アングロサクソン系白人しか思いつかないようなグリーンピースとかいうエセ環境保護カルト団体や、スポンサー目当ての自然保護団体になんで日本人が在籍しているかさっぱり分からないんですね。そういうなんちゃって日本人は「かぶれてる」って言うんですかね。どっかの国に帰化しちゃってください。
あの連中が頭に描いてる基本的な図式っていうのは「人間=自然を守るもの、自然=人間以下のもの」。人間が自然を守らなきゃならないと思い込んでる。


ば〜か!人間にそんな力はねぇんだよ!!!!ふざけんな!!!



長い歴史を気まぐれで激しい自然に振り回されてきた日本人。本来ある哲学とは、「自然=人間より遥か高い所にあるもの、人間=慎ましやかに生き、そこに美しさを求める生物」。


そ〜と〜厳しいことを書いてますが、私は右ではありません。
日本が数千年続けてきた自然を畏れる感覚を忘れてほしくないのです。日本の自然観は極めて高尚で美しく静寂なものです。
この感覚を、「特に」知的に幼い白系オーストラリアとかに把握してほしいわけです。

とはいえ、無理かな、、とも思ったりもします。
客観性を持つ知性や繊細さもないゴミどもが支配する国ですから。
お前達の先祖の虐殺を逃れたアボリジニに国を譲渡しろ!それが私の願いです。


イワシが減っています。
アジも減っています。
私は鯨が増えたせいだと分析しています。
鯨はイワシやアジを大量に消費します。

鯨は小魚を捕食します。
鯨が増えるとイワシやアジは減る。
鯨が減ればイワシやアジは増える。
これが海洋民族であるバイキングや日本人のセオリー。


海洋民族の文化や海との深い関わりなど知らずに捕鯨に反対するオーストラリア。自分たちがそんな歴史など知りもしない素人だと自覚しないんでしょうか?
しないでしょうね。(笑)救いようのないバカなんで、そんな理知的な客観性など持ち合わせているはずもありません。
いち日本人として、その程度のことが分からないことに驚きます。結論として「バカだから」ってことなら100%納得ですが、世界に広報してもらっては困ります。
ま、いずれバカの戯言だと分かるとおもうんですが。


このブログにおいて、オーストラリアが幼稚で客観性のないヒステリックな状態である限り、いつまでもバカにしますし、ところどころ極めて厳しいことを論理的に追いつめます。(場合によっては英語でも書きます)


以上、白豪が虐殺し続けたアボリジニ(泣:人間ですよ!!)を残して、白系オーストラリアなどなくなってしまえばいいと本気で思ってます。


干ばつといい、そろそろツケが回ってきた感じはあります…。

2008/06/14

日本野鳥の会

クレジットカードのポイントに「日本野鳥の会への寄付」なんてものがあったので、余った分を寄付しちゃいました。

一般的にはそれほど悪名高くない「日本野鳥の会」ですが、調べてみるとちょろちょろ出てきます。
まぁ、寄付した分の1割でも鳥達に還元されればOKだし、高い志を持って「日本野鳥の会」に入った方々の力にもなりたいし。


多くの批判は「自然保護と言いながら…」ってな感じなんですが、個人的には自然環境がどうなっても鳥達が幸せに生きていければ何でも良いんですよ。
無意味に鳥達を殺す輩を全滅させるために使うってのならなおさらOK!なんだけどね。


知性が劣る野蛮で無粋なほ乳類より、クールで粋な鳥達が地球を支配していてほしい。それが本音。
私は鳥が相手ならば譲ります。喜んで。

2008/06/10

子育ての春〜初夏

ウチは春先、
・ヒト:1世帯
・スズメ:3〜4世帯
・ツバメ:2世帯(さらに希望している2世帯アリ)
・ヒヨドリ:1〜2世帯 ※どうも近くの樹木にいる様子
・キジバト:1世帯 ※いるような気配あり
の大家族になります。


まずスズメ。
いつもヒトが出入りするテラスのすぐそばの雨樋に1世帯。テラスに立つと2m先にエサ運び役のスズメ(♂♀不明)が。
こやつ、ヒトがいるといつもチラ見する。視線を感じてヒトが見る、目が合うとソワソワ。
視線を無視するとすぐに巣に入っていくくせに。見なきゃいいじゃん!

スズメは概ねそういう「ちょっかい出したくなる」行動をとります。
2階の雨樋にいる世帯主もそう。
ヒトがいるのを分かっていながら思い切り歌い(近くにスズメなし)、こちらが覗くとこれみよがしに逃げる。

遊ばれてる??くっそ〜〜。

それと、スズメに止めてほしいこと。
ツバメが争って飛び去るタイミングに合わせて飛んでいくこと。
ひらりとハイスピードで飛んでいくツバメ達の最後に君達が現れると、それこそorz...。がっかり。
グライダーのようにスマートなツバメの後に、思い切り鳴きながら羽ばたいて行く君達(しかもはるかにツバメより遅い)。何が狙いなのか、、、。


芸人根性を持つスズメはさておき、本題はツバメ。

以前中古住宅(数年間使い回し)のことを書きましたが、ここを勝ち取った一家、結末は8年前のストーリー、5年前のストーリーより悲しいものになってしまいました。

8年ほど前、築3年の中古住宅に一家が居を構えました。
良くできた中古住宅だったのですが、初夏に暴風雨に2度襲われ、中古住宅は全壊。まだ卵から孵ったばかりのヒナは全滅しました。

その翌年、全壊した中古住宅の土台を利用して新しい住宅が完成しました。
その後2年ほどは完璧な住宅でしたが…。

5年ほど前、梅雨時の湿度が異常なほど高く、またしても根元から崩壊しました。
この時はヒトの一家(私達ですね)が早い段階で気付き、竹籠で住宅代わりとしたのですが…。
4羽は無事巣立ったものの、最後の1羽は飛び立っても庭に落ちてしまう。
その(おそらく)末っ子は一時期保護し、10日程度でヒトの一家からも巣立ちました。


そして今年。
たどたどしい力が入っていない感じのツバメが中古住宅のすぐ下にいるのを見ました。
その近くにはぶくっとふくれた大人のツバメ。

巣立ったものだと思いました。
そして中古住宅のあるベランダへ。

黒と白の羽が生えている巣立ち直前の5羽、、全滅です。
糞の山の上で息絶えた2羽、少し離れて1羽、1m近く離れて仰向けの1羽、寒さから逃れようとしたのかエアコン室外機の陰に1羽。
このところの冷え込みで、壮絶な状況で絶命したと思われます。仰向けで絶命した1羽がその状況を物語っています。
気付けなかった自分が情けない…。

2羽のツバメは両親だったんでしょう。
今考えると、ひどく生気を失っていたような…。

ツバメはヒトの家屋に間借りして巣を構えている事を自覚しています。
ヒナたちがどうなってしまったのか、ヒトに伝えるために数日間メッセージを発していたのかもしれません。
そう、ぶくっとふくれ、時々しゃべっているツバメを数日前から見ていました。



たかがツバメ。
されど、ツバメが(関東以南の)日本の稲作を守ってきたのを忘れてはいけません。
里山の歴史など知りもしない一部の無能な自然研究家が、
「野生生物は(死にかけていても)そのままにすべき」
などとバカ極まりないことを平気で仰ってますが、ツバメやスズメ等の鳥達は人間と共生してきたファミリーだということをお忘れか?
彼らは人間が作った環境で生きていて、私達も彼らがいる環境で生かされています。
これは完璧なバランス。ヒトありきの自然の姿です。

そういう、趣味の「自称」研究家連中(「学者」なんて立派な肩書など100年早い!)、猛省してほしい。
「自然」と「里山(バランスの取れた人工の自然)」を一緒にしてるヤツもいたり。
里山を頼りにしてる鳥達がどれだけいるか理解するようにね。里山に住めばすぐわかる。
ヒトがいなくなり畑や田んぼがなくなったとしたら、スズメやヒヨドリはいなくなり、キジも数を減らすだろう。トビは激減、カラス、シジュウカラ、モズ、白鳥、各種カモ、その他の鳥達が激減することぐらいバカでも分かるだろう。
まあ、知っておくようにね。



ヒトが頂点だと思い込まされてきた近代化120年。
その昔、日本の里山の生物はヒトも含めて尊敬しあっていた存在だったはずです。
クマやキツネ、オオカミ、カラス、鷹、鹿、イノシシ等々は神。
ヒトに寄り添いながらも自由なスズメやツバメ、ヒヨドリ、キジ等は近所の芸術家。
牛や馬、猫、犬、鶏、豚は家畜と言いながらも実際は家族。
虫達は自然に宿る精霊。


ヒトとして、助けられるものは助ける、害のあるものはヒトの手の届く範囲だけ駆除するのが自然だと思うのですよ。
でないと、蚊を殺す事でさえ「自然に反する好意」となってしまう。
ヒトとして、蚊を殺しツバメのヒナを助ける。
ヒトとして、蛍を保護しアブを叩く。
これが本当の里山の自然なんじゃないかと思う訳です。
「害のあるもの」として間違われ虐殺された鳥達もいました。中国文化大革命にてスズメ大虐殺→結果、イナゴ大発生→作物壊滅。
ヒトを虐殺したのが罪なだけでなく、生き物を虐殺したのも全く同じ罪。罪はいずれ還ってくるもの。


私達も自然の一部。
ここ最近、里山の鳥達から「得体の知れない人間という恐怖生物」から「自然の一部としての人間」として少しずつ認められつつある感じがします。
勘違いでなければ嬉しいなぁ。