2007/12/17

とりのデザイン選手権

野鳥が少なくて寂しいので(?)、個人的な鳥のデザインランキングでも。


早速いきましょ。

3位 オオルリ

純粋にデザインからというより、色の美しさとさえずりの美しさからのランク入りです。
さえずりの美しさでも2位に入ります。ちなみに1位はクロツグミ。


同率3位 ハシボソカラス

でましたカラス。都会で嫌われてるリーゼントヘアのギャング団、ハシブトガラスではなく、元祖都会カラス(最近は山の方にいます)のハシボソです。ハシボソの方が体型がスタイリッシュなもので。
徹底的に真っ黒に進化してきた経緯(理由?)を知りたいものです。
漫画では黄色いくちばしで書かれる事が多いんですが、実際は見ての通り真っ黒です。
羽は光の当たり具合によってハシボソが緑っぽく、ハシブトは紫っぽく光ります(ちょっとうる覚え)。


2位 アデリーペンギン

完全に白黒2値のモダンデザインペンギンです。
普通ペンギンは白黒じゃないかと思われがちですが、アデリーペンギン以外はちょっと目の周りとかに赤とか黄色をあしらってるんですね。
アデリーは目元の色気も捨て、完全モダンに徹してます。
良い線ではっきり色も塗り分けられていて、目まで白黒でかちっとデザインされてます。シャチと同レベルのかっこよさです。

他に白黒2値でスタイリッシュな鳥もいますが(身近ではセグロセキレイなどなど)、色の塗り分けの完成度がアデリーペンギンに及びません。


1位 ルリコシボタンインコ

堂々の1位。2位以下を引き離しての優勝です!

写真、ちょっとひなですね。完璧なルリコシにしては少し色が薄いかも。
このヒトたちがすごいのは、そのグラデーションです。
くちばしの紅色から始まり、胸元の黄色を経て黄緑から尾羽で緑へとCGのように変化しています。
青から紫がないんじゃないかとお思いでしょうが、そこが「瑠璃腰」ボタンの由来、背中(腰)に青紫が入っています。さらには羽毛なのか肌の色なのか、隠れて紫が存在します。

このグラデーションはCMYK(減法混色)に完全準拠しているので、例えばIllustrator等で赤から緑のグラデーションを作ってみてください。ルリコシのできあがりです。
ファイルのモードをRGBにするとどうでしょう。これはルリコシではありませんね。
どうすればこんなにアカデミックな色になるのか…。すごいとしか言いようがありません。
ちなみにボタンインコ(ラブバード)類共通のグッドデザインはディテールにも及びます。
・まつ毛がない ※一般的に鳥にもあります
・鼻の穴まで頭髪(羽)で隠れている
・完璧にオールバックの頭髪(羽)
・目の縁取りと共通テーマのくちばし根本の白いテープ状の何か ※このパーツ、見た目以外の使用用途はなさそうです
・デフォルメされたかのような3頭身
・まんまるな頭
生物的な無秩序さや雑然さを持たない、究極のモダン&アバンギャルドデザインと言えるでしょう。



デザインの話がようやくできて一安心。。。

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