2009/06/20

反省どころか、さらに言いたい

ひよが農作物を荒らすから殺すって、、それなら周辺の害になりそうな生物を全部殺せば??
それこそあんたらのような「お花畑系農家」の天国じゃないのか?

確かに自分達が心を込めて作った農作物を荒らされれば頭に来るかもしれないけど、荒らされたあんた達は死ぬ思いをしたのか?
「農業をやらないと分からねぇんだよ!」って反論が来るのは良く分かってる。でも、よくある思考停止した奴の反応だ。

じゃぁ、今まで幸せに暮らしてきた里山の生物を殺す為にあんたは農業をやってるのか?と反論したい。


何も考えず、ただ種や苗を畑に蒔き、それを荒らす野生生物を殺す。
そんな事はバカでもできる。


農業はそんなに甘いもんじゃない。
鳥や虫がいなくなったら、農作物もまともに収穫できなくなる。


以上、かなり頭に来ています。
「自然が好き」とか「アウトドアが好き」程度で田舎に移住し、農業に従事してほしくはないのです。
都会で育つと、ちょっとでも害を与える生物は全て「悪」になってしまうので。

例えば水田であらゆる生物を殺すと、それなりに収穫は得られても、サギ類やカモ類が来なくなり、結果ネズミやカエルが増えます。
で、農薬を増やさざるを得ない悪循環に陥ります。

ひよはバランサーなので、人の手で殺すなどあり得ない話です。
ひよがにらみを利かせないと、カラスや猛禽類がすずめ等の小鳥の生活を荒らし、行動範囲を狭めます。
つばめが安心して暮らせなくなり、田畑の害虫を好むすずめ&つばめが大幅に減ります。
ここまで来れば結論は分かりますよね。
里山が正常に機能しなくなるのです。


私のいる里山では、セキレイ類とジョウビタキは殺してはいけないという言い伝えがあります。
どこの里山でもおそらく、殺してはいけない鳥がいるはずです。

だからといってその鳥以外は殺して良いかと言うと、やはりやたらに鳥を殺してはいけないのです。
山に人はいらないけれど、鳥は必要。鳥と人にはそれだけの差があります。

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